こだわれば高級注文住宅にもなり、反対に工夫をすればコストダウンを図ることができます。
今回は、費用を節約するための6つのポイント、逆に節約すべきではないところをご紹介します。
外観をシンプルな形状にする
こだわればこだわるほどに費用はかさばってきます。それは家の形状にも言えることですね。
まずは1階だて平屋か2階建ての家かの選択です。
2階建ての家の方が、費用の節約はできます。
そしてその2階建ても角を作れば作るほどに費用は掛かってきます。
角を増やせば増やすほど外壁の面積も増えることは算数でも習ったことがありますね。
本当にシンプルな総2階建ての家が一番コストを抑えることができるのです。
ただ、平屋か2階建てかは家族構成や建築坪数にもよります。
小さい土地にたてるなら必然的に2階建てになりますし、高齢者だけのご家庭なら、平屋の方が暮らしやすいですね。
屋根の形状は切妻、片流れ、寄棟、方形などの種類がありますが、一番コストが安いのはよく家を絵で描く時に使われる「切妻型」です。この屋根が一番シンプルです。
壁や仕切りを減らす
家の内部の壁や仕切りは多いほど費用はかさみます。それだけ建材や壁紙などを使用することになります。
壁だけではないですね。部屋が増えると入口も必要になるので、ドアセットや引き戸などの仕組みも必要になるのです。
広い空間を利用した生活スタイルの構築が必要になってきますね。
例えば子供さんが小さい頃には、キッチンをダイニング居間が一体となった広い空間であれば、子供が安全に遊ぶ姿を見ながら料理やいろいろな家事ができます。
また子供の孤立化を防ぐこともできます。
親子との触れ合いを大切にする時期には広い空間は必要です。
そして、子供が大きくなっていくに従い、部屋をパーテーションや家具で区切れるように計画性を持つことも必要ですね。
1階と2階部分の壁や柱の位置を同じにするとかなりのコストダウンになります。
窓の数を減らす
窓が増えれば増えるほどコストがかかります。
窓のサッシを付けるための壁の細工も必要になりますし、また窓サッシなども必要になります。
おしゃれなサッシは尚高いです。窓が多い家は明るいという利点もありますが、家具を置きにくいという欠点もあります。
家具を置くにはある程度の壁の広さは必要です。
冬は日差しが入り温かいという利点はありますが、夏は暑いので冷暖房効果が下がるという欠点もあります。
適度な数の窓の設定を考える必要があります。
作り付け家具をやめて既製品にする
家を建てたら、作り付けのクローゼットにあこがれます。
しかし、クローゼットの高さや幅に合わせて壁や柱の細工が必要になります。この細工にかかる建材や大工仕事の費用はコストを上げます。
現在、大手のホームショッピングセンターや家具屋では作り付け風の家具がたくさん売られています。
扉の形状も色や形も、組み合わせをいろいろと変えることができ、値段も思った以上に高くない印象を持ちます。
大量生産された既製品の方がかなりのコストダウンになりますね。
水回りをまとめる
水回りを取り付けるために配管をする必要があります。配管距離が長ければ長いほどコストはかかります。
1階では東側にお風呂があり、2階では西側にキッチンがあったりすると東西に配管を張り巡らす必要がでできます。
1階の東側にお風呂があるなら、2階の東側にキッチンを設ける、1階のトイレが西側にあるなら2階トイレも西側に設けるなど給排水のルートを考慮する必要があります。
これは単にコストダウンの話だけではなく、トイレが詰まった時など、東西に張り巡らされた配管をたどって床をはがしていかなければならない事態も予想しておく必要がありますね。
水回りの設備はとても大きな課題です。これによって間取りも変わってきますので、慎重に取り組んでくださいね。
DIYをする
ご自身でDIYをするのも楽しいものです。
本棚は手作りをお勧めします。本の数が多く、それを収納するために壁を利用する必要があります。
なかなか空間の壁にピッタリとあった本棚はないものです。キッチンの少しあいた空間に料理の本が置いてあれば、料理をするのも楽しくなります。
購入すれば高い本棚も手作りであれば、コストダウンすることができます。
手作りキッドがホームセンターに売っていたりもしますよ。その他にも机や棚等、用途に合わせた家具を作成するのも楽しいですね。
逆に節約すべきではないところは?
絶対に節約してはいけないところは、基礎部分と構造です。
特に節約して壁や仕切りを減らし、大きな空間を利用するのであればなおさらのことです。
基礎や構造がしっかりしていなければ、最近の地震などに耐えうることができません。
コストダウンまとめ
- 外観をシンプルな形状にする
- 壁や仕切りを減らす
- 窓の数を減らす
- 作り付け家具をやめて既製品にする
- 水回りをまとめる
- DIYをする
以上の6つのポイントを見直して、コストダウンを図ってみましょう!