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住宅ローン固定金利と変動金利どっちが良い?

なつ
固定金利と変動金利、どっちが良いんだろう?

世の中の人々がどのくらいの割合で固定なのか変動なのか気になるところ。

今回は固定金利と変動金利の特徴や、それぞれどんな人に向いているのか解説します。

固定金利とは?

ローンの契約時から設定した期間は金利が固定されているローンです。

さらに固定金利には【固定金利期間選択型】と【全期間固定金利型】の2種類があります。

設定した固定金利期間は世の中の金利が変動しても返済額はそのままです。

 

そして【固定金利期間選択型】であれば契約の際に固定金利期間を選択します。

契約時に固定金利5年を設定し、毎月の返済額が5万円だとすると、5年間は金利が変わらないので返済額はそのままということです。

あらかじめ決めた固定金利期間が終了したら次の金利タイプを選ぶことができます。引き続き固定金利でも、変動金利に変更してもいいということです。

 

変動金利とは?

変動金利は定期的に金利が見直しが行われ、返済額に変動が生じるというローンです。

金利が低めに設定されていて、半年ごとに金利が見直されます。世の中の金利に影響されて返済額は変動します。

ただ、返済額が変わるタイミングは半年ごとの見直し時ではなく、通常は5年ごとに変更となるので今すぐに金利が上がるというわけではありません。もし返済額が上がってしまっても、それに対する準備ができます。

 

実際の民間住宅ローン利用者の内、変動金利を選んだ人の比率は全期間固定型よりも多いというデータがでています。

変動金利を選ぶ人が増えてきた理由は、ここ十数年もの間、金利が大きく上がることなく低金利で推移してきたからです。

利息を負担する面では、完全固定の金利よりも変動金利の方が得な状態が長きに渡り続いてきたということです。変動金利も1%を切る光景も珍しくなくなってきました。

 

その一方で、5年以内に住宅ローンを利用しようかと考えている人にどの金利タイプを希望するかを調査したところ、変動金利が2割強、完全固定金利が4割ほどということが分かっています。

希望するという段階では変動金利は2割強で、実際の利用では4割強に増えていて、完全固定金利は希望が4割から実際利用が2割に減っています。

この結果から見えてくるのは、変動金利の実効金利の低さに影響されたということでしょう。

 

金利上昇リスク

変動金利を選んだ場合、金利が上がることに不安を抱きますよね。

変動金利が1%上がると1万円以上も返済額が上がってしまう可能性があります。

もし変動金利を選んだらどこまで上がるのか知っておきたいですよね。

でも金利の変動って予測できないんです。専門家でも難しいんです。だけどニュースで専門家が金利はしばらく上がらないって言っているのを度々耳にします。

なぜでしょう。それは、専門家にとって金利変動のリスクは他人事だからです。自分のリスクを考えるのは自分しかいないのです。

もし、変動金利を選ぶのであれば金利が上がった時の許容範囲はどれくらいかで判断してみましょう。

 

固定金利はこんな人に向いている

低所得の人

金利が上がってしまったらその分だけ家計を圧迫してしまいますよね。

安心感を得るためにも固定金利でローンを組んだ方が得策と言えます。

 

将来に大きな出費の予定がある人

例えば、教育費は思っているよりもかかってしまうことが多いです。

習い事や塾代に思っていたよりお金がかかってしまって、準備していた大学の入学金に手をつけてしまった…なんてことも。

数年後に子供の教育費がかかる予定があるというご家庭は固定金利期間選択型がおすすめです。

 

安心して暮らしたい人

金利の変動で返済金額が変わらないというのは安心ですよね。

多少金利が下がっても長い目で見れば大した差にはならないでしょう。

逆に金利が上がったら「やっぱり固定金利で良かった」と得した気分になれます。

 

返済計画をきちんと立てておきたい人

ローンを契約した段階で毎月どのくらい返せばいいのかが分かるので返済計画が立てやすいですよね。

毎月決まった金額を返済するので、転職などで生活費を考えなくてはならない場合も毎月どのくらいの収入があればいいのかが分かります。

 

変動金利はこんな人に向いている

ローンを早く完済できる人

もとの金利が安いので繰り上げて返済してどんどん返済できる人は金利が上昇する前に返してしまいましょう。

 

金利の動きを自分で判断できる人

金利の動きに鈍感なようでは変動金利の返済についていけません。

 

借り換えのできる人

超低金利状態が続いている現状では、より低い金利の住宅ローンへ借り換えをすることで毎月のお支払いを減らすことができます。

中には毎月のお支払いを数万円減らしている人も。借り換えは確実に返済額を減らせる方法といえます。

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