具体的にハウスメーカーを決める際に必要になってくるのが、見積もりの比較ですね。
とりあえず気になったところに片っ端から訪ねて見積書をもらう、というやり方を考えているようなら正直非効率です。
正しい見積もりの取り方を把握し、信頼できるハウスメーカーを探しましょう。
今回はそんな見積もりの取り方、注意点、相見積もりについて解説します。
まずは気になった業者を事前にカタログなどで情報収集して候補を出す
注文住宅を建てるときには、ハウスメーカーや工務店へ依頼することになります。
しかし今はたくさんのメーカーがあり、どこにお願いすればいいのかも悩んでしまいますよね。
そこで、まずは気になるメーカーに資料請求をしてみましょう。
どこのメーカーもカタログや資料を用意していて、請求すれば無料で郵送してくれます。
カタログにはどのような家づくりを行っているか、外観や間取り以外にも標準設備はこのようなものを採用しているなど、直接営業マンに話に聞きに行かなくても情報収集が可能です。
HPで気軽に資料請求ができますので、空いた時間に気になっているところの資料請求をしてみましょう。
最近では大手ハウスメーカーのカタログを一括請求できるところもあるのでうまく利用してみても良いですね。
最終的に絞るときは2,3社
カタログを見て、最終的には候補のメーカーを2~3社程度に絞りましょう。
2~3社というのは、見積書の比較が一番しやすい数です。
ちなみにカタログの情報だけで最終候補を絞るのではなく、できれば実際にモデルハウスへ行ったり事務所へ行って営業マンと話してみるのがおすすめ。
きちんと話を聞いてくれるか、無理に契約させようとはしないか。
こちらのニーズに合った見積書を作成してくれるかなども確認を。
家づくりは営業マンとの相性も大事です。
見積書などお金の面だけでなく、営業マンが信頼できるところを選びましょう。
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見積書の注意点!同じグレードやプランで比較すること
見積書を作成してもらうときには、必ず同じくらいのグレード・プランで作成してもらいましょう。
例えばA社は平屋でB社は3階建てのプランでは、比較しても価格や設備に差がでるのは当たり前ですよね。
こちらの予算や建物の外観や間取りを伝えて、同じ条件で作成してもらってください。
ちなみにメーカーによっては、本体工事費以外にも外構などにかかる別途工事費を記載しないところもあります。
見積もりを出してもらったら、これで本当に全部ですか?と、一度聞いてみましょう。
全部と言われたら、外構工事費用や追加費用がかかることはないのか、必ず確認を。
中には火災保険などにかかるお金まで見積もりに入れてくれるところもありますし、入れないところもあります。
見積もりに入っているもの以外にかかるものは本当にないのか、オプションで価格が上がることがるのかまで、しっかり確認してください。
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相見積もりはなぜ必須なのか?
相場を把握できる
複数のメーカーの見積もりを比較するのは、必ず行いましょう。
相見積をすることで、だいたいの相場がわかるようになるからです。
他社と比較して安すぎるところは、なぜ安いのか確認してみるといいでしょう。
最近ではローコスト住宅も人気があるので、決して安いのが悪いわけではありません。
ただし、ローコスト住宅は安い理由があります。
間取りや外観はある程度プラン化されており、そこから選ぶようにすることでコストを下げるなどですね。
完全自由設計なのに安すぎるところは、もしかしたら手抜き工事をされるかもしれません。
ただ安い材質のものを使っているのかもしれませんが、その場合は材質変更で料金が変わることもありますよね。
またオプション費用がかかることも多いので、どこまで標準で工事してもらえるのかも確認を。
逆に高すぎるところも気になるところですね。
高い理由としては、見積もり額に外構やその他にかかる工事費用や火災保険費用などが含まれていることもあります。
このように、相見積することでなんとなく相場がわかるメリットがあるといえるでしょう。
必ず相見積するようにしてくださいね。
比較できる
相見積でわかることは、価格の相場だけではありません。
どこのメーカーにも、それぞれ会社の強みがあります。
例えばローコスト住宅を売りにしているならば価格ですし、太陽光発電システムや設備面に力を入れているところや、オシャレな外観を売りにしているところなどですね。
相見積をすることで、自分の希望に合う家づくりをするために、何にどのくらいのお金がかかるのか。
太陽光発電システムを搭載したいならば、それを標準設備に入れているところもありますし、オプションで料金がさらに加算されるところもあります。
このように相見積では、それぞれのメーカーの強みを理解することができ、どこと契約するか決めやすくなるでしょう。
また営業マンに相見積用に見積書を作ってくれ、といったときの態度もわかりますね。
自社で必ず契約するわけではない顧客にどのような態度をとるのか。
丁寧に対応してくれればまず安心ですよね。
これが冷やかしと思われて、適当に見積書も作成されてしまうと本契約はしたくない方がほとんどでしょう。
相見積はそれぞれのメーカーの強みや、営業マンの態度までわかることがたくさんあります。
1社で決めようとせず、必ず2~3社見積もりを取って比較するようにしましょう。